2014年02月11日

PTAの基礎知識

違法PTAを後生に残したくないと思う活動の一環として、まずは、PTAについて簡単にまとめて記事にしておきます。(もっと詳しくお知りになりたい場合は、ネットで検索したり、末尾の参考文献等にあたってください。)

PTAは法治国家である日本の諸法で許された範囲内で存続、活動ができます。
 ・PTAは治外法権ではありません。
 ・こんな当たり前のことを書く必要がないので、行政の文書には記載されていません(^^;

◆違法PTAが抵触していると指摘されている憲法や法律
 ・憲法第21条 結社の自由(結社しない自由)
 ・消費者契約法(PTAは事業者(その他の団体)で、会員は消費者)
 ・個人情報保護法 等

法律を遵守したうえで、以下の目的や活動が有意義なものになります。

◆PTAの目的
PTAは、
1)会員(親と先生)が互いに学び自己を高めること、それによって
2)全ての児童生徒の健全な成長をはかること
を目的にしています。

◆PTAは生涯学習とボランティア
上記(1)からPTAは生涯学習団体といえ、行政のPTA担当部署が「教育委員会の生涯学習課」である(場合が多い)ことも頷けます。
上記(2)からPTAは活動する地域(学校)の全ての子どもたちの健全な成長を願って活動をする善意のボランティア団体ともいえます。

◆PTAは任意加入=自主的に加入することができる=入退会自由な任意団体です。
 PTAに入らなくてはならないという法律も条令もありません。
 PTAは任意団体(サークル)で、学校とは別団体です。
 学校の付属機関でも下請け団体でもありません。

◆PTA会費
PTA会費は親と先生が互いに学び自己を高めるというPTA本来の目的のための活動をするために集めているものです。
 自分の子どもがPTAのサービスを受けるための権利を獲得する対価ではありません。

◆PTAの特別待遇
 公立の小中学校のPTAは、学校施設(「PTA室」や印刷設備などの公共財産)を無償、または、非常に安価で使用し、校内で活動できるという特別待遇を受けています。これは、戦後GHQによってもたらされたPTAの歴史からも考えられますが、今日的な理解をするなら、上記(2)の「全ての児童生徒」のために活動する善意のボランティア団体だからと考えられます。

◆再確認など
*PTAは治外法権ではありません。法律を遵守した活動や運営が必須です。
×PTAは入退会自由な団体です。強制的自動的に入会としたり、退会できないとするのは、諸法に抵触していると考えられます。
×PTAの会員は親と先生です。児童生徒は会員ではありません。子どもは全員非会員。
×PTAは全ての児童生徒のために活動する善意のボランティア団体であって、会員の児童生徒のためだけに活動する団体ではありません。
×PTAは保護者会と同じではありません。
 (学校で重要案件が発生した場合に開催されるのは、学校主催の保護者会です。PTA集会ではありません。)
*PTAで人権学習を行うことが推奨されています。
 大阪府のPTA指導者のてびきには『PTAにおける人権学習は、「児童・生徒の健全な成長と幸せ」を実現するための基本です。』と記載されています。 
世界人権宣言第一条『すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。』

◆参考文献、参考ブログ等
・「『父母と先生の会のあり方について』社会教育審議会報告(昭和四二年六月二三日)」
・「PTA指導者のてびき PTAの道しるべ」大阪府
・『 PTA改革、憲法の視点から「結社しない自由」木村草太』 2013年04月23日朝日新聞
・PTAのホントのところ
・「PTA再活用論」川端裕人著(中公新書ラクレ)
・日本型PTAに認められる問題点 −ないがしろにされる「主体性」−加藤薫(文化学園大学)
PTA問題や学童の保護者会問題を消費者庁に確認したとき(する時の注意点)
・「国家の装置としてのPTA」岩竹美加子 国立歴史民俗博物館研究報告第132集2006年3月
・「PTAと社会教育行政の関わり方に関する一考察」坂本陽子(文教大学教育研究所客員研究員)
posted by 6782発起人A at 14:08| Comment(4) | TrackBack(0) | PTAについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもお世話になっています。
うちのおバカPTAにこのページをお知らせしてもいいですかねぇ。
「法令遵守を」と言ったら
「さやさやはすぐに法律とか言ってくるけど、そんなもんいちいち調べてたらなんの行動もできない。それに、違法だからと訴えられるのならば、ボランティアで善意でやっている活動なのに荷が重すぎる」と言われました。
「いちいち調べなくても、私が調べてここを改善したらと指摘したでしょ?私が間違ってないか裏取れば済む話じゃない?」
「調べて違法だったらいけないので、そんなことはやりません」
あまりのことに私の思考力はついていけませんでした。そっか、大昔の「記憶にございません」作戦かぁ。すごいな。
という話はおいといて、とてもスマートにまとまっていると思いました。とても参考になります。
Posted by さやさや at 2014年02月15日 15:08
さやさやさん こんばんは。リンクやご紹介は構いませんです(^O^)

なかなかユニークな方々がおられるようですね(@_@)

(以下、後日追記します。)

この記事は主に「PTAのホントのところ」がベースになっています。公開されていますので、ご紹介はご自由になさってくださって結構です。
マナー的に、コメント頂けたことはタイヘン嬉しいことだと感じています(^^)/

感謝!
Posted by A(新幹線より) at 2014年02月15日 21:04
勝手ながら、ブログにリンクを貼らせて頂きました(笑)


参考にして頂けるように、私のブログなり札幌市立札苗小PTAのホームページなども紹介して下さい。よろしくお願いいたします!
Posted by moepapa at 2014年02月20日 09:58
moepapaさん>
コメント&リンクありがとうございます!
貴ブログはいつも勉強させていただいております。2月17日の記事(http://blog.livedoor.jp/moepapa516-pta/archives/54096995.html)には、特に感銘を受けました。いずれの機会かに関連記事を書きたいとも思っています。また、貴ブログは1月下旬の記事にてご紹介をさせていただいております。http://npta2014.seesaa.net/article/385982197.html
目立たない記事で申し訳ありません(^^;
Posted by A at 2014年02月21日 02:55
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