2014年04月29日

PTA問題の類型(分類、カテゴリー)

PTAという任意団体に関して様々な問題が指摘されています。
では、その「様々な問題」というのはどのような種類・分類・類型・ジャンル・カテゴリーがあるのかについて、問題のカテゴリーごとに分けて考えていくことで、議論が右往左往しないのではないかなぁと思ったので考えてみたいと思います。(この考察は2014(平成26)年春現在です)

例えば、毎日新聞の2014年4月29日記事http://mainichi.jp/shimen/news/m20140421dde012100008000c.htmlの見出しは次のようなものでした。
「PTAは罰ゲームか
 ◇一人一役/全員くじ引き/やらない人はトイレ掃除
 ◇参加強制は「違憲」/「やって良かった」の声も/祖父母巻き込もう」

新聞記事の構成は、読者の興味を引くようにという意図が当然あり、違憲という単語が出たかと思えば、「やって良かった」という個人的な感想が出てきたりします。

何の気なしに読みすごしてしまうことも多いのですが、極端に読み替えてみると非常に違和感があることがわかるのではないかと思います。もし、先の新聞記事の見出し

◇参加強制は「違憲」/「やって良かった」の声も

が次のように変換されたなら、ボクはとんでもない記事だ!と感じます。

◆詐欺は違法/儲かったので「やって良かった」の声も

この変換は極端なことだと感じられる方々もおられるかもしれません。
しかし、PTA問題の「現場」では同様の極論が横行している事実も感じています。
PTA問題を論じる場合には、幾つかのカテゴリーに分けて考えることも必要なのではないかと思います。

では、どのようなカテゴリーに分けたらいいでしょうか。ご意見を募集したいと思います。筆者から、たたき台を書きます。

カテゴリー(1)違憲、違法、不法行為などの法令違反
 ・憲法第21条結社の自由を侵す強制加入
 ・消費者契約法 : 入会契約は正しく結ばれてるの?
 ・個人情報保護法 : 違法PTAの会員名簿はどうやって作ってるの
 ・人権学習はPTA活動の基本。人権が守られてるの?

カテゴリー(2)団体の内規や慣習などへの違和感、不思議、理不尽、おかしい
 ・一子一役、一人一役、ポイント制
 ・くじびき、じゃんけん、他薦
 ・役員や活動の「免除」には団体側からの条件が個人の意思より優先?
 ・公共施設を無償で使用、(引き落とし制度への無料便乗)
 ・非加入者(退会者)へ文書等の不配布

カテゴリー(3)対人関係や感情論。役員や会員から「あぁ言われた、こう言われた」
 ・説明責任の欠如。説明不足。「聞いてないよぉ」
 ・非加入(退会)者の子どもは、○○できませんよ。
 ・いわゆる問題発言!は枚挙にいとまがないと思います(^^;

カテゴリー(4)活動内容への疑問。そんな活動必要?
 ・PとTが自己を高めるための活動が基本だが・・・
 ・人権学習はPTAの基本だそうが、保護者の人権は・・・?
 ・スポーツ行事は嗜好性が強いと思うが、玉拾いも保護者同士の交流か?

カテゴリー(5)会費の使徒への疑問。そんなことにそんなに(金)使うの?
 ・連合や会への負担金(分担金・上納金)は必要か?
 ・あの飲食費が必要か?それって子どものため?
 ・繰越金とか積立金って、多くない?
 ・会計報告って1円単位まで領収書を公開できるでしょ。
 ・会計監査って素人の内部監査で大丈夫?

PTA問題の個別事例は各カテゴリーが有機的につながっていることも多いので、一概には分類出来ないこともあると思います。

また、それぞれのカテゴリー則した改善案があるとも思いますが、改善案を考える場合にカテゴリーを大幅に逸脱すると議論が深まらないことを危惧しています。

PTA問題の根幹はカテゴリー(1)の不法行為にあると思いますが、それに対して「やって良かった」という人もいてるという言葉を対比させようとしても意味がないと思われます。

PTA問題に関する報道が多くなっていることは良い傾向だと思います。筆者がPTAに関心を持ち始めた2008年から比べるとPTAに関するブログなどが多くなってきていると感じています。その多くはPTAの問題や疑問について記述していることが多いようです。

新聞やブログなどの記事を読む場合に、カテゴリー分けを念頭に置いておくとより深く読み進めるのではないかと思います。

posted by 6782発起人A at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | PTAについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月22日

PTA退会届(非加入届)を受け取った場合の役員の対応はどうあるべきか

Q:PTA退会届やPTA非加入届を受け取った場合の役員の対応はどうあるべきか
A:速やかに受理し、退会または非加入の手続きをするのが正解。

解説や注意事項:
1)PTAは任意加入=入退会は個人の自由意思に基づいて決める団体です。
2)従って、個人の退会意思が通達された時点で、入会契約は解除されます。
3)PTAが退会や非加入を「認めない」とか「受理できない」と主張することには法的根拠がないばかりか、逆に、個人の人権を侵害する不法行為となります。
4)退会や非加入は認めるが、そのような場合は、「PTA会員でない保護者の子どもは、●●ができません、○○を受け取れません、▲▲には入れません」などと発言・通知などをすることは、言われた親はどのように受け止めるかというと、世間一般でいうところの「脅迫」です。子どものために活動する社会教育関係団体の発言としては不適切、不穏当だと思います。
(そんな団体に入りたいと思わないでしょう。また、そんな団体の会員であること自体を恥だと思う人もいると思います。)

◆入退会を決めるのは日本の法律に基づく個人の権利であって、退会届(非加入届)を受け取ったPTA役員が出来ることは受理することしかありません。
◆その次に役員ができることは、配布文書を始め、全児童生徒対象を事業をさせて頂くのでよろしくとお願いすることでしょう。PTAは全児童生徒を対象にした活動をする団体ですので、保護者が非会員だからという理由で、その子どもに文書を配布しないとか、その子どもがPTAの事業に参加できないとか、子どもを差別するようなことは決してするべきではありません。
posted by 6782発起人A at 00:17| Comment(4) | TrackBack(0) | PTAについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

父親たちの語るPTA【後編】」が無料公開されました(^^)

SYNODS様 ありがとうございます!感謝!

「大きな慣性に逆らって――父親たちの語るPTA【後編】」 川端裕人×木村草太
リンク先はこちら=>http://synodos.jp/society/7755

ちなみに【前編】は
「入会なんて聞いてない ―― 父親たちの語るPTA【前編】」
リンク先はこちら=>http://synodos.jp/society/5096

「違法PTA」が掲載された憲法学者の木村草太氏のインタビュー記事
リンク先はこちら=>http://synodos.jp/intro/4633

さて、父親たちの語るPTA【後編】から少々抜粋。(一部、朱書きにしました。)
−*−*−*−*−
「私は、PTAを「違法PTA」、「グレーPTA」、「普通のPTA」と分類しています。違法PTAは、強制加入や非加入者へのイジメなどの違法行為をやっているPTA、グレーPTAは違法でないとしても、会員に過度のプレッシャーをかけているPTA、そして、そうではない普通のPTAです。

まず違法なことは辞めましょうというのは大前提だとおもうんです。ところが、「良いことをやっているんだから、原理原則では解決できない」という意見がある。でも、良いことをやっているから違法行為をやっていいなんてことはあり得ないですよね。」

「今、学校教育で法律教育をしなければいけないことに文科省も気がついていて、指導要領の中でも法律教育の充実が掲げられています。法律論のポイントというのは、「多数派の人は気づきにくいかもしれないけれど、ごく一部とはいえすごく困る人がいて、そういう人たちが数の暴力に合わないためにこそ、ルールが必要なんだ」ということです。その手の発想をもっと理解して欲しいですね。」
−*−*−*−*−
posted by 6782発起人A at 15:45| Comment(2) | TrackBack(0) | PTA問題参考ブログ・サイトの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月06日

PTAの基礎知識 −P会員編−

T会員(教職員)と対比するとよくわかると思うのですが、P会員のほとんど全ては学校を勤務地にしていません。勤務地や職業は千差万別といっても過言ではないと思います。専業主婦のかたもおられれば、常勤のかたもおられるでしょうし、非常勤や派遣型労働のかたもおられるでしょう。

T会員のほとんどは人前でお話をするのが得意だと思われます。一方、P会員の中には人前で話すのが好きなかたがおられるかもしれませんし、そのような状況に慣れ親しんでいる職業のかたがおられるかもしれませんが、中には、人前で話すのが苦手であったり、苦痛だと感じる人もいます。

T会員のほとんどは、勤務地へ通勤することができ、且つ、勤務できるだけの健康状態だと思われます。対して、P会員の中には、T会員の誰よりも体力にも精神力にも恵まれている人がいるかもしれませんが、中には、怪我をしている人や闘病生活をしている人がいるでしょうし、そのようなことを他人に気づかれたくないと思っている人もいます。

家族構成も様々で、大家族の家庭もあるでしょうし、核家族の家庭も多いと思います。同居する親の介護をしている家庭もあるでしょうし、実家の親の介護をしている人もいるでしょう。一人親の世帯も増えてきていると聞いています。

時間的な余裕がどの程度かも千差万別です。悠々自適に毎日趣味に過ごす時間が多い人や仕事と子育てだけで精一杯で余暇などほとんどないという人もいるでしょう。
年収もバラバラで、億や何千万という単位で現さないと計算できない人もいるでしょうし、最低賃金×労働時間で年収が決まる人もいるでしょう。

学校に子どもを通わせる保護者は、そのような実に千差万別の生活環境の順列組合せ=天文学的な事情を抱えた人々によって構成されています。

◆さて、ここで問題です。

「子どものため」に活動する大人の集団であるPTAは、このような千差万別、誰もが個々別々の事情や家庭環境がある保護者に対してどのように対応するのが良いでしょうか。
1)個々の事情に配慮していたらキリがないので、組織の都合のよいことを実施する。
  ・全員入会 ・全員から会費徴収 ・一人一役(一子一役)必ずやってもらいます
  ・役員等の「免除」条件は、組織が指定する日時場所に出席して、事情を説明(公表)してもらいます。 ・入会しない保護者の子どもには不利益がある(かもよ。脅し)

2)個々の事情があるだろうこと考えて、個々人が判断・選択できるようにする
  ・入会前の重要事項説明(文書) ・入退会自由 ・会費は入会希望者のみ ・役職や活動は希望制(強制色なし)


◆違法PTAと定義される団体は(1)を採用しています。それは、過去からの慣習、前例踏襲でそうなっている場合もあるでしょう。P会員の会長や役員は単年度で入れ替わってしまいますから、気が付いた時には変革が出来ないことが多いと思われます。
 それに気づき、変革を進めれているPTA会長さんもおられます。(moepapaさんの取り組みには頭が下がります。)

(1)が人命にかかわる事例をmoepapaさんのブログで紹介されていました。
http://blog.livedoor.jp/moepapa516-pta/archives/54096995.html

PTA会長はP会員が就任することがほとんだと思います。
くじ引き会長さんとか、頼まれたから引き受けたとか、PTA初心者役員も多くいるでしょう。

PTAの基本は人権学習だとのことです。
任意団体に入るかどうか、どのような活動をするかしないか、役職を希望するかしないかなど、選択・決定する権利は個人にあります。個人の選択権を阻害するのは、PTAの基本にもそぐわないことだと思いますし、プライバシー侵害であったり、不法行為だったりすると思います。

何より、子どもたちに間違ったメッセージを伝えることになるのではないでしょうか。
「子どもたちのために」「子どもたちが親になった時のために」
組織ではなく、個人が自由意思で選択できる環境を残してあげたいと思っています。

posted by 6782発起人A at 01:47| Comment(4) | TrackBack(0) | PTAについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

N-PTA栗東市地域本部のブログを作ってみました。

義勇兵です。栗東市のN-PTA会員や賛同する方への情報発信や、交流のブログをつくりました。

活動については、ガイドラインの状況等を待ちながら、やっていきたいと思います。

よろしくお願いします。

http://blogs.yahoo.co.jp/konzeyama

栗東市の会員以外の方以外の方々も、遠慮なくコメント、アドバイスをよろしくお願いします。
posted by 6782発起人A at 21:31| Comment(1) | TrackBack(0) | PTA問題参考ブログ・サイトの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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